-
マラッカ海峡- 马六甲海峡 – Strait of Malacca
薄昏時に古都・マラッカの中心市街地に入ると、四方から湧いてくる色鮮やかな赤・藍・緑の原色の民族衣装を着た人の群れと、リキシャ(自転車で引く人力車)の洪水に圧倒される。ヒジャブを羽織ったマレーの女性、サリを着こなすインドの女性、Tシャツを着、広東語や客家語を話す中国系の家族づれの人並みが絶え間なく中心部の広場に押し寄せ、街中を奔り回るリキシャからは中国語のポップス音楽が大音声で唸りだされる。 喧噪から逃れるように、市中心部からマラッカ海峡の川沿い道路まで速足で歩いた。マラッカ市中心部は「タン・キム・セン・ブリッジ」という一本の橋によって二分されている。左岸にチャイナタウンなど東洋文化の拠点である旧文化街、右岸に教会や時計塔など西洋文化の名残が並ぶ世界遺産保存地区が広がる。この橋をひらりと渡ることは、西洋文化と東洋文化の間を超えることを意味していた。 「タン・キム・セン・ブリッジ」は「陳金声橋(Tan Kim Seng Bridge)」を音に沿って訳したもので、「タン・キム・セン」は「陳金声(Tan Kim Seng)」という人名だ。陳氏はシンガポール財務局秘書などを歴任したマラッカの名士だった。1862年に陳氏が建てた橋は1942年に一度破壊され、その後数々の修復を経て今に至る。橋というものは平和のときに人々が境界線を越えて交互に連絡するために建築され、不和のときには真っ先に破壊される性質のものなのかもしれない。 私は水の在る風景が好きなので、川沿いの船場から出る小舟に乗って、マラッカ川を下ってみた。対岸の川沿いに点在するインド料理店から漏れてくるカレーの香りと焼いたサテーの香りが夕涼みの風に乗って小舟まで漂い、それらの香りと潮水の香りが混在した強烈な匂いが一気に鼻と口を襲った。船上からフランシスコザビエル教会や小さな観覧車が見え隠れし、水面に建物の影がゆらゆらと投影され、河を行き来する小舟と相まって独特の風情を醸し出していた。マラッカの盛時には独特の西洋と東洋が融合した街並みの中、荷物を積んだ小舟が行き交っていたのかと、当時の景観を想像しながら河を下った。 马六甲是连接太平洋和印度洋的重要海港,也是马来西亚最具怀旧色彩的城市。在这里多种族人们和睦相处,相当悠闲。踏入马六甲市中心,首先看见的是满街跑的人力三轮花车。车夫们愉快地登着花花绿绿的三轮车,放着最拉风的中国流行歌曲,在百花盛开的大街小巷里穿行着,好不热闹。包头巾的马来人,穿纱丽的印度人,说着广东话和客家话的华人居多。 马六甲河穿城而过,使整个小城又有几分江南水乡的韵味。这条河把城市划分了两部分,河西是东方文化的鸡场街,而河东是西方文化的西方历史文化遗迹。马六甲河口的桥叫做【陈金声桥】。陈金声家境显赫,并对国家社会贡献甚多,1982年捐建此桥。此桥后被屡次炸毁再重建,面貌多变。 我喜欢有水的城市,为了逃避喧哗,我来到马六甲河边,坐上了游船。马六甲河并不大,可以乘船兜一圈。这条河哺育繁荣了这个城市,却也饱受过战乱之苦。她曾经拥有过一段辉煌的河海贸易时光,更是文化传播与东西方风俗交融的重要景点。如今挣得了世界遗产的名号的她,仍然在喧嚣中,日日人流如织。岸边在酒店消遣的人们倒影在河中,沿着河边是一家家的小店铺,售卖的东西大同小异,都是些绣品、折扇、丝绸、红木雕件、书画、石雕等。阳光斜照在绣花绷子上,浮现出一层民俗的情调和怀旧的色彩。 在河边,房屋沿着小诃两岸依次而建,高低相间,措落有致。偶尔有游船经过,在安静的河面上掀起阵阵涟漪。沿着马六甲观光,将可在面河的屋后大墙壁上发现画着有关马六甲历史故事的巨大壁画。这些壁画与河上风光揉和一起,沿河两岸色彩斑斓,别样一番景致。夕阳西下,河水平静,游船荡漾,两岸不同风格的民居,让人恍惚回到从前,坐在小船中,心中有种安宁的感觉。 Malacca is an interesting assortment of Western, Malay, and Chinese influences that has succeeded in doing what other places in Asia could not – to hold distinct cultures at once and have them co-exist in peace. The city is undeniably multicultural, with a strong scent of nostalgia pervading it. Entering the city centre, I was met with a flood of human bodies consisting of Malays in head scarves, Indians in saris, and Chinese in T-shirts speaking Hokkien and Cantonese. Rickshaw drivers blasting Chinese pop music at maximum volume darted around the city like sparrows, adding to the joyful yet chaotic atmosphere. The Malay…


